「共産党躍進に期待します」というメッセージを「各界著名53氏」が寄せている。
もちろんこの中にれっきとした党員はいるだろう。
証明はできないが、浜矩子、甲斐道太郎はそうではないか。
近年の常連の内田樹は、いつかその主張を書物等で読んで、分析してみたい。
それにしても、例えば1970年代、1980年代と比べて、共産党支持・推薦の「各界著名」人は<小粒>になったものだ。
松本清張、水上勉もかつてはいた(下に出てくる窪島誠一郎は実子)。有馬頼義の名もあったような気がする。
国民的映画監督の山田洋次の名が、いつの間にか消えている。
もっと前は、芦川いづみという女優の名があったかもしれない。
演劇界の大物、滝沢修や杉村春子の名もあった。
下に出てくる「日蓮宗本立寺」や「真言宗泉蔵院」というのは何処にあるのか知らないが、かつては京都・清水寺の老「貫主」の名もあった。
選挙前のこうした報道や選挙用冊子・ビラで日本共産党「応援団」の氏名をたどっていくと、この政党の「栄枯盛衰」もある程度分かるかもしれない。
ついでながら、白井聡が名を出しているのは、どういう「趣味」だろう。レーニン主義者、反・反共主義者だから不思議ではないが、名を出せるほどの人物なのか。
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