旅行中は朝日新聞を読む機会が多くなる。朝日「らしさ」を探して見ていると決して期待は裏切られない。正確な日付は失念したが、「9条歌人の会」の記事は他新聞にはなかっただろうし、まるで朝日の記者が書いたような、数日前までの朝日の記事にそっくりの文章も投稿欄にあった(村山談話継承を言わない安倍批判)。産経は麻原死刑確定に関して弁護士を明確に批判し弁護士会による処分まで主張していたが、朝日にはそういう弁護士批判はなかった。昨日17日の加藤紘一を登場させる記事中では安倍晋三批判も語らせているが、とくに社説の「靖国批判」はしつこい。
それに、朝日は基本的に反米のはずなのだが、自社の主張と同じか近いとなると、恥ずかしげもなくアメリカ様の何でも利用するのだろう。
ついでに、社説最後の「米国からの問いかけをきちんと受け止めるべきである」という主張の「きちんと受け止める」とは具体的に何を意味しているのか、きちんと書いてもらいたい。
持参していた西尾幹二・わたしの昭和史1(新潮選書、1998)を読了し、同・同2の30頁まで進んだ。
筆者に関しても日本の歴史に関しても興味深い。自分は個体だが「個人」ではない(p.212、p.218)との叙述には若い頃だとおそらく反発していたか、不審・不信に感じていただろう。しかし、現在の年齢になってみると、かなりの程度はわかる。
西尾と大江健三郎は大江の一浪のため大学学部時代は同学年のはず。それは別として、ほぼ同じ時期の「教育」を受けた両氏の「精神」・「個性」の違いの原因・由来は?と関心は広がる。3以降刊行を期待。
それに、朝日は基本的に反米のはずなのだが、自社の主張と同じか近いとなると、恥ずかしげもなくアメリカ様の何でも利用するのだろう。
ついでに、社説最後の「米国からの問いかけをきちんと受け止めるべきである」という主張の「きちんと受け止める」とは具体的に何を意味しているのか、きちんと書いてもらいたい。
持参していた西尾幹二・わたしの昭和史1(新潮選書、1998)を読了し、同・同2の30頁まで進んだ。
筆者に関しても日本の歴史に関しても興味深い。自分は個体だが「個人」ではない(p.212、p.218)との叙述には若い頃だとおそらく反発していたか、不審・不信に感じていただろう。しかし、現在の年齢になってみると、かなりの程度はわかる。
西尾と大江健三郎は大江の一浪のため大学学部時代は同学年のはず。それは別として、ほぼ同じ時期の「教育」を受けた両氏の「精神」・「個性」の違いの原因・由来は?と関心は広がる。3以降刊行を期待。