上野千鶴子・おひとりさまの老後(法研、2007)を古書で買って数十頁読んだ(古書でしか買わないのは、朝日新聞社、岩波書店、日本評論社(の法学系)発行および特定の執筆者の本についての私の決まり)。
 老後に関する参考になるところはあるだろうが(男性にとっても)、著者の、結婚して子供がいる女性に対する憎々しげな心情や反皇室感情がこもっている文章が多く、やはり気持ちが悪い。
 ベストセラーになっているようだが(そして著者は「儲けて」いるだろうが)、上野千鶴子に、東京大学教員就任前および後にどんな<(専門的)研究書>があるのか、いつかきちんと調べてみたい。いくら何でも、東京大学は政治的<活動家>・<運動家>を「飼って」、給料を払っているわけではあるまい。